お医者さんにかかるとき
現在の医療は、検査(血液,CT,エックス線,MRI,尿など)が最も重要です。検査によっては、麻酔が必要になる場合があり、そのため日頃から検査に慣れておく必要があります。自閉症の子供は、新しい場所が苦手なことが多いです。また、ごく一般的な患者向けの説明だけでは、自分が、これから何をされるのかがうまくイメージできない自閉症の人にとって、病院での診察・検査・治療は、大変な恐怖感と苦痛が伴うことでしょう。
自閉症の子供たちがなるべくスムーズに、診察・検査・治療をうけられるように、お役に立ちそうな情報や、各地の試みを集めてみました。
子どもを連れて行く病院の探し方は? ※知的障害や自閉症の人に慣れている病院は多くありません。
- お住まいの地域の保健所に問い合わせてみる。
- 地域の特別支援学校に、学校医さんを教えてもらう。
- 地元の親の会や会員などに聞いてみる。
- 東京都医療機関案内サービス”ひまわり”を利用する。
病院に行くときに用意するもの
子供の特徴のことで、こういう声かけをしてほしいとか、こういうのを嫌がる という要望があるならば、それを記載したものをあらかじめ持参しておくと、問診表にすべて記載するよりスムーズです。
病院の待合室が、思いのほか混んでいることを想定した対策も立てておきましょう。
診療が終わっても、大泣き・パニックになって、機嫌がなかなか元に戻らないときは、冷たいものを、ちょっと口に含ませてやったり、冷やしたタオルをほてっているところにあててやると、ふっと落ち着くことがあります。
■歯科受診をスムーズにするための理解、手順、絵カード
- 自閉症の子どものためのやさしい歯みがき指導 – 一般財団法人 サンスター財団
そもそも知的障害がある自閉症の人の病気の発見は難しい面があります。本人から言い出さないために、親や支援者が異常を発見する必要があります。