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自閉症児と家族の置かれている状況

自閉症は、その言葉のイメージから誤解を受けることが多い障害です。
また、自閉症の症状の程度、知的障害の程度が人によりさまざまなため、「自閉症の人とは、こういう人です。」と、 一概に、説明するのが難しい障害でもあります。
見た目で、障害がわかりにくいこともあり、幼児期では特に、周囲から「しつけのできていない子」と非難をうけ、親、特に母親がつらい思いをすることが多くあります。
また周囲の人だけでなく、祖父母を含む親戚でさえ、自閉症についての正しい知識を勉強することなく 親の育て方を責め、そのため親が孤立し、ストレスをためる例も、決して珍しくありません。

自閉症児・者を取り巻く環境は、少しずつ良くなってきてはいますが、まだまだこの障害について正しく診断し、適切なアドバイスのできるお医者さんが足りません。
相談機関も不足しています。そのため、児童精神科の診察をうけるのに、数ヶ月以上待たなくてはいけなかったり、療育を受けたくても、公的機関は満員で受けられなかったりということが、起きています。

自閉症児の子育ては、いわゆる普通といわれる子育てより、思うようにならないことの多い子育てです。
子どもの将来に対しても、不安はぬぐいきれません。
多くの自閉症児の親は、必要な支援を受けにくい環境に強いストレスを受けており、子育てに適切な助言をしてくれる専門家を見つけづらい状況は、なお一層、その状態を助長し、親を肉体的、精神的に窮地に追い込んでいます。

虐待を受けた子どもの中には、かなり高率で発達障害が疑われる子がいるとも言われています。

自閉症児への支援は、その親への支援も、とても大切なことのひとつです。

自閉症は、理解と対応の非常に難しい障害であるにもかかわらず、これまで長きにわたり、知的障害の観点からしか、福祉的な支援をうけることができませんでした。
それゆえ、知的障害のない自閉症の人たちは、重篤な障害があるにもかかわらず、その知能の高さにばかり 目を向けられ、障害の困難さの部分をだれからも支えてもらうことなく、福祉の谷間に置かれていました。
しかし、1993年 障害者基本法改正の折、付帯決議の中で、障害者の定義に、「自閉症」が加えられました。
またそのことをより一層意味づけ、支援システムを充実させるための根拠を明確にするために、発達障害者支援法が 制定され、2005年4月から実施されています。

私たちは、この整ってきた法律を現実の福祉に活かしていくために、一生懸命、声を上げていきたいと思っています。
また少しでも大きな力となれるよう、当会に賛同してくださる方を求めています。

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