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自閉症とは

自閉症とは・・・

自閉症とは、先天的な原因から、

  1. 対人関係の特異性
  2. コミュニケーションの質的障害
  3. イマジネーションの質的障害

という3つに特徴があらわれることから診断される障害です。「自閉」という言葉からイメージされる「自らこころを閉ざしている病気」ではありません。また、育て方によって、後天的になるものでもありません。
原因は、まだ不明ですが、さまざまな所見や遺伝的研究から、先天的な脳機能の違いが原因となる障害だと、考えられています。
自閉症は、重度の知的障害を合併している人から、知的な障害がほとんどない人、IQ(知能指数)が通常より高い人まで幅広く、その個性も多様です。どこからどこまでが「知的障害」、どこからどこまでが「自閉症」と区切れるものではなく、まるで虹の光のように連続していることから、自閉症スペクトラム(Autistic Spectrum Disorder:ASD)といわれます。
従来、知的障害のある(IQ70~75以下)人が7割から8割といわれていましたが、ここ数年、知的障害をともなわないタイプの自閉症が広くしられるようになり、早期発見が進んだことから、知的障害をともなわないアスペルガー症候群などの高機能ASDの割合が増えていると、医療機関や教育機関では実感されています。
また、てんかんを発症する自閉症児・者の例は多く(20%以上)、重度知的障害のある人の方がその割合が高いというデータがでています。そのほか、さまざまな感覚や、運動機能に特異性をもつ人もたくさんいます。このことからも、自閉症が精神の障害でなく脳の機能・器質障害であると想像されます。

自閉症の手引き

社団法人日本自閉症協会から、自閉症の理解に役立つ冊子が発行されています。

自閉症の手引き(改訂版) – 日本自閉症協会  

http://www.autism.or.jp/book05/tebiki-new-2.htm

一人でも多くの方に「自閉症」を理解していただくために、短くポイントをまとめ、 読みやすくした啓蒙冊子です。

自閉症児を育てる

50年前に全米自閉症児親の会で発行された著書『自閉症児を育てる』を当協会(当時東京自閉症児親の会)が訳し発売しました。

すでに絶版になっていますが、当協会50周年を記念して、ここに掲載します。

自閉症児を育てる – 全米自閉症児親の会

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