小学生向き紙しばい
東京都自閉症協会の会員さんが、お子さんが通う学校の同級生(小学4年生)たちに、障害児学級(わかくさ学級という名前です)の子どもたちのことを理解してもらおうと、紙芝居を使って、説明をされました。了承を得られましたのでご紹介します。
紙芝居は、学校で使用するだけでなく、児童館で子供たちに見せたケースもありました。
健常の子どもたちへの障害理解を促すひとつの方法として、どうぞ参考にしてください。
障害説明に関しましては、下記のような意見もありました。
- 小学校低学年の子どもの場合、「障害」「自閉症」などの言葉を使っての説明がかならずしも効果的とはいえない。
- 障害のある子のどのような態度が、障害なのか、困った行動に対して、周囲の子にどういう態度で接してほしいのかを具体的に説明するのがよい。(一般的な説明だけでは、効果が少ない)
- ただ、話を聞いてもらって終わりではなく、障害がある子と自分との関係や、接し方について、どうおもったか、どうしていこうと思ったかというようなことを、子どもたちに感想文を書いてもらうなどして、今いちど、自分の頭で考えてもらうことが大切。
(障害をもつ子どもたちと、実際の学校生活で関わる経験がないと、紙芝居等の感想を「どう思ったか」と聞いても、うわべを滑っていくかもしれない。実際に交流していて、「なんでこういうことするの?」という切実な思いがあると紙芝居等をみて、ああそうなんだ、と納得してもらいやすい。